- 2013-11-19 (火) 12:55
- そわ鍼灸接骨院
こんにちは。
そわのトトロこと瀬川です。
今回は吸玉についてお話します。
吸玉(すいだま)は「吸い玉」「カッピング」「吸角」「バンキー」と呼ばれ、何千年もの間、民間伝統療法の一つとして行われてきました。
マッサージやアロマトリートメントではツボや経絡を「押す」作用しかありませんが、吸玉は数多くある療法の中で唯一、ツボや経絡を「引く」作用があります。またスライド法を用いることで「流す」作用も得られます。
そして血液を浄化にして、流れをスムーズにする効果があり、吸玉の定義によると、以下の7つの効果が認められています。
・ 血液をきれいにする
・ 血行を良くする
・ 血管をはじめとする組織を強化する
・ 皮膚の若さを保つ
・ 関節の働きを円滑にする
・ 内蔵諸器官を活発にする
・ 神経を正常に調整する
また吸玉には以下の8つの作用が言われております。
1 血液をきれいにする
吸玉は元来、故意に皮膚を傷つけて不必要で滞った血を吸い出すこと(湿角法)に主に利用されてきました。
現在では医師以外が湿角法を用いることは禁じられて いますが、皮膚に傷を付けなくとも吸玉を付けた箇所、及びそのツボが影響を与える箇所の不必要な血液が循環し、そこに新しい血液を取り込まれるのです。
吸玉を一定期間ごとに行うことで、そのサイクルが正常に近づくのです。
2 身体のデトックス(老廃物排出)を促す
血液をきれいにする吸玉は、不要な血液を排出させるとともに、不要物質の排出(デトックス)も行います。
また吸玉を行うと、一時的に便通が良くなったり、 便の量が増えると言われ、実際にお客様からも同様の声がよくあります。
吸玉によってデトックスが行われるので、体も軽くなります。
3 リンパや血液の流れをスムーズにする
スライド法による吸玉は血液やデトックスを行うと同時に、リンパの流れや血液の流れをスムーズにしてくれます。
リンパトリートメントに興味が有る方やハンドよりしっかりとリンパを流したい方、またお血や血行不良で悩んでおられる方に最適です。
4 臓器の働きを高める
様々な情報(舌や脈、カウンセリングなど)から各臓器の状態を把握し、関係するツボや経絡上に吸玉を置くことで、
臓器の過剰な状態を抑えたり、働きを高めることができます。当サロンでは「胃もたれ」「便秘」「咳」などでお悩みのお客様から好評をいただいております。
5 代謝を上げ、皮膚を若く保つ
伝統療法として確立する吸い玉(カッピング)歴史についての説明です。
6 関節や筋肉の動きをスムーズにする
スポーツによる疲労や加齢による関節の動きの衰えにも吸玉は良い結果が得られます。
吸玉は筋肉や関節の奥深くまで刺激できるので、早く疲労を取り去ることでスムーズな動きを可能にしてくれます。
7 自律神経のバランスを整える
メンタル面で落ち込んだり、イライラすることが多い場合にも吸玉は好結果を残します。
特に背骨に沿って吸玉のカップを配列したり、手首の内側を吸玉スライ ド法でしっかり流してやると、嫌な気分がスーっと柔ぎます。
またうつ病や適応障害、パニック障害の方が最初に吸玉をすると血流が滞ってる色が残ることがありますが、具合が良くなるに連れて色が残りにくくなるので、メンタルのバロメーターとしても利用できます。
8 自然治癒力・免疫力を高める
既述のように、様々な効果や作用のある吸玉は、身体の持つ潜在的な力である免疫力や自然治癒力を高めてくれます。
人の体は具合が悪くても良くなろうとしま す。吸玉はその力を後押し、サポートしてくれます。
だからこそ、吸い玉は何千年もの間、民間療法として受け継がれているのでしょう。
是非一度体験して下さい。
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